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令和2年度 第2回八街市フレッシュ教員研修会

1.日時

令和2年12月16日(水曜日)

2.対象

市内小中学校初任者及び初任講師 21名

3.会場

八街市教育センター

4.講師

  • 千葉県総合教育センターカリキュラム開発部研究指導主事 寺嶋 美幸 先生
  • 同                          香取 伸嘉 先生

5.内容

授業づくりのポイント~教材研究と問い~

受講者の声

川上小学校 石橋嘉光先生

 教材研究をなるべく早めに行おうと改めて思いました。今回、他校の先生方と意見交換をする中で、子ども達の実態を考えながら教材研究を進めていくこと、子ども達と同じようにノートを作っておくことなど、たくさんの意見を聞くことができました。教材研究について深く考えるきっかけとなりました。明日から取り入れられるものは実践していきたいです。また、空き時間等に先生方の授業風景や板書等を見たり、自分の授業を見てもらって改善できるところなどのアドバイスをもらったりしたいと思います。 

 

八街中学校 木村明日香先生

 貴重な研修会をありがとうございました。

 先生方と意見交換をすることでどのように教材研究を行っているのか知ることができました。同じ教科の先生から授業で使っているプリント等をいただいて良いところを取り入れたり、周りの先生方がどう授業をしているのか(板書の工夫など)を見に行ったりするなど、これから教材研究を進めるときに生かしていきたいと思います。

 

八街東小学校 石井優花先生

 先日は第2回フレッシュ教員研修会を開いてくださりありがとうございました。

 コロナ禍の研修で集まることが難しい中、万全な感染対策の上で研修を開いてくださり、他の学校の先生方と意見を交換する貴重な機会となりました。また、講師の先生の熱を直に感じながらの研修はとても有意義な時間でした。

 本研修での学びを活かし、今後の保健指導において、全体の見通しを考慮した上での指導内容を考え、問いの文章や掲示物・資料など児童の興味を惹きつけ、より児童の学習意欲をわかせるような工夫を凝らしていきたいです。

 教科の先生方に比べ、授業をする機会は少ないかもしれませんが、今後の研修においてもこのような先生方の教材研究や問い・板書などの技術を学び、保健教育を充実させていきます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

八街北中学校 平田 早紀先生(音楽科)

 このような状況の中、研修の機会を設けていただき、誠にありがとうございました。

 初めて教材研究について、様々な校種、教科の先生方とお話しさせていただき、共通している部分や、ケースによって異なる部分があることを感じることができました。

 私自身は教科が音楽のため、今回の研修には同じ教科の先生がおりませんでしたが、他教科の先生の授業や板書、授業展開なども参考にし、さらに生徒が興味を持って学習できる授業展開となるように努めたいと思います。

 初めて講師になりましたが、このような状況の中研修を実施していただき、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

八街北中学校 瀬尾小夏先生

 コロナ対策、寒さ対策をしていただき研修を開催していただきありがとうございました。

 今回の研修では、「教材研究と問い」について勉強させていたただきました。

 付箋に方法を書き出し、グループで話し合う作業では、小学校の先生や他の中学校の先生の意見を聞くことができ、次回から参考にしたいなと思うものもありました。小学校の先生の意見『難しい言葉をわかりやすい言葉にかみ砕いている。』は、中学校でも難しい言葉がたくさん出てくるので、取り入れたいと思いました。

 学習目標では、同じ内容の問いでも、特に何の力を使わせたいのかによって、言葉を選ぶと生徒もわかりやすく、うまく誘導できるのだと思いました。

 今回の研修を生かし、今後の教材研究では、言葉のかみ砕きや学習問題の言葉選びなど、先輩の先生方の教材研究を盗みつつ自分の力に変えていきます。

 私自身、経験も能力もついていないので、どんな研修も受けていきたいですが特に授業のいろいろなバリエーションを学びたいです。また今後のために学級経営の研修も受けたいです。

 

実住小学校 小野雅弘先生

 この度は、このような状況下での研修の開催ありがとうございました。

 今回の研修で「教材研究」について深く考えることで、今後の授業に生かせそうな気付きがたくさんありました。グループで各々の教材研究についてBSKJで意見を出し合ったり、他のグループの発表を聞いたりすることで、自分では思いつかなかった方法をたくさん知ることができました。特に「先輩が使っていた授業プリントなどのデータを貰い、必要があれば手直しをして使う」という方法が参考になりました。データを個人保管していると上手く共有できないので、時間の有効活用という面においても、良いものはどんどん共有していくべきだと感じました。また、問いの工夫について、今後常に意識し、児童の主体的な学びを促していきたいと思います。

 私はまだ講師という立場で、知らないことが多すぎるため、早く採用試験に合格し様々な研修を受けるべきだと感じました。研修に参加する度に新しい気付きがあります。自分がまだまだ何も知らないことにも気付かされます。とはいえ、まずは日々の生活の中で先輩方からテクニックを盗み、自分のものにすることを心掛けていきたいと思います。

 今回の研修で他校の先生と交流し、とても刺激になりました。また、このような機会がありましたら是非よろしくお願い致します。

 

実住小学校 山田竜也先生

 私は、いつも一週間分の授業の教材研究を休日にしている。教科書を見ながら子どもの活動や発問を想像しながら板書計画をノートに書いている。しかし、今回の研修では板書計画以外の方法もあった。特に印象に残ったのは略案形式での計画だ。板書計画は授業の大体の流れはイメージすることができるが、発問まで丁寧に考えることができない。そのため、略案形式でメインとなる活動を焦点化し、どのような発問をすれば子どもが深い学びへと向かえるかを考えることができると思った。また、今回の研修では、学習問題の工夫も印象に残った。文末表現を意識することは心がけているが、子ども達が主体的に学ぶためには学習問題に一工夫を加えることが大切だということがわかった。子どもがその時間何をわかったらよいか、何ができるようになるかだけではなく、わかるようになりたい、できるようになりたいと思えるような学習問題を提示できるように教材研究を行っていきたい。

 小学校では空き時間があまりないため、先輩方の授業を見る機会があまりない。私の班では、先輩方の授業を見ることを教材研究の一つとしてあげている方がいた。そのため、様々な先生方の授業を見られるような研修を受けたいと思った。実践している姿から学べるものがあると思うので、自分にはそのような研修が必要だと思う。来年は初任研を終えて、高学年をもったら空き時間ができるだろう。そのときには積極的に先輩方の授業を参観し、自分なりに盗んで日々の授業に生かしていきたい。

 今回は、このような研修の機会を設けていただきありがとうございました。

 

実住小学校  大石 英紀先生

 今回は研修会の機会を設けて頂きありがとうございました。

 正直、教材研究をしたと自信をもって言えるのは、今までで授業研究会ぐらいでした。 日頃から教材研究といっても、指導書と教科書を読み合わせたり、板書の計画を立てたりするくらいでした。なので今回教材研究という題材で研修を行っていただき吸収することが多くありました。他の先生方の教材研究の仕方を聞き、同じことがあったり、同じことでも考え方が違ったりと勉強になりました。今回の内容で学習問題の立て方の工夫を知ることができたので今後は子どもの問題意識を明らかにできるようにしていきたいと思います。

 私は、よりよい学級経営や子どもの学習規律などの能力をさらにつけていきたいと考えています。なぜなら今の学級では同じことの指導の繰り返しや子ども同士のけんかなどが多く自分の中で試行錯誤しています。よりよい学級にするためにはそのような研修が必要であると考えます。

 

実住小学校 寺島 颯汰先生

 研修の機会をいただき、ありがとうございました。

 今回の研修を終えて、学んだことは以下の2点についてです。

 1点目は、教材研究の仕方についてです。今回の研修の冒頭に、グループでKJ法を行ったことで、多様なやり方があることを知りました。その中で分けた「導入」の中には、実際のニュースから導入を作るなど、今まで自分が考えたことがなかったことを知ることができ、これからの教材研究の視点として大切にしていきたいと感じました。また、講師の先生から単元全体の計画を考えながら授業をすることでより「系統性を持つことができる」という話がありました。今まで単元全体を考えていても見るだけで終わっていたこともあったため、少しでも単元のイメージを持った上で授業に取り組めるようにしたいと感じました。

 2点目に問いの立て方の工夫についてです。一口に学習問題といっても、いろいろな学習問題の立て方があることを改めて感じました。今まで子ども達に考えさせる授業にしたいと思う反面、「どのように~だろう」という形にこだわってしまうことが多くありました。児童がより主体的に学ぶためにはどんなことが大切になのかを考え、児童の実態に合った学習問題(課題)を提示できるようにしていきたいと思います。

 自分が今、研修の必要を感じているのは、特別支援教育に関する指導の仕方です。

 今受け持っている学級の実態を見ていると、支援を要する児童が多くいるため、そのような児童にどのようにアプローチしたり支援をしたりしていったらいいのか、悩んでしまうことが多いと感じています。これから受け持つ子たちも多種多様にわたる支援や配慮が必要になってくると考えると少しでも実践的な学びを積んでいくことが大切になると思っています。

 今回の研修を通して学んだことを少しでも子どもに生かして、子ども達がより主体的に意欲的に学べるようにしたいと思います。貴重な研修の機会をいただきありがとうございました。今後もご指導よろしくお願いいたします。

 

実住小学校 ひまわり学級3組 宮澤 知子

 先日はお忙しい中、講師の先生方はじめ貴重なお時間を作ってくださりありがとうございました。

 研修がなかなか行われることのないなか、他校の先生方と学び合う機会をいただき意見を交流し合えたことは大変、学びの多い時間となりました。日頃の自分を振り返ったり、参考になる意見を伺うことができました。

「教材研究」というテーマでは、私は特別支援学級の担任ともあり「学習問題」や「授業構成」はかなり通常級と違いがあるため最初は戸惑いもありましたが、「児童の実態把握」の大切さや「個に応じた指導」は特別支援にも通ずるものがあり、私自身の意見も質問に答えるという形で発言させていただきました。

 日々取り組んで来て成果があった「オリジナルの連絡帳」のことや「わかる授業」を作るために、楽しみながら学習するにはどんな教材作りをしているか意見を交換し合って、学び合う機会というのは大事だなと思いました。

 私はいずれ特別支援学校への転任を希望しているため専門的な知識や、教材作りをもっともっと知りたいので特別支援は特別支援の研修が早く行われることを願っています。

 今後は「他を知り己を知る」様々な意見や価値観、指導法などを見聞きし、自分を振り返ることや新しい意見や指導法を取り入れることによって、学び続け進化しつづけることができると思います。「独自のやり方」も大切ですが、それを振り返る機会も必要なことですし、広い視野をもって取り組んでいきたいと思っています。

 貴重な機会をありがとうございました。

 

実住小学校 佐藤 匠先生

 先日は、貴重な研修を開いてくださりありがとうございます。

 今回の研修のように、教材研究は何なのかと、しっかり考える機会があまりなく、私は今まで自分のやり方で教材研究を進めていました。

 KJ法を用いた意見交換では、普段私が意識していない「発問の仕方」や「板書計画」の教材研究をしている他の先生の意見を聞くことができました。いろいろな教材研究のお話を聞くことができましたが、この二つは私が担任をしている特別支援学級にも活かせると感じたため、すぐに実践したいと思います。

 学習問題のたて方では、自分だけでは絶対に出ないような学習問題をペアの方と考え出すことができ、面白かったです。ペアで学習問題を考えているときに、子ども達とも同じように一緒に学習問題を考えることで、今回の私のように学習意欲も上がるのではないかと感じました。

 今後は、より深く学べる授業を展開できるよう、この研修を通して学んだたくさんの教材研究を実践し、子ども達に還元していきたいです。また、その中で、どの教材研究が自分自身に合っているのかを探していこうと思います。

授業を行う上で、教師と子供の関係性は大切だと思います。学級の子供たちと、よりよい関係性を築き、深い学びにつなげられるよう学級経営についての研修を積む必要があると研修を受け感じました。

 

八街中央中学校  及川 成美先生

 第2回のフレッシュ教員研修の場を設けてくださり、ありがとうございました。

 毎回の授業の組み立て方や導入の部分など学ぶことができました。

 様々な視点から物事を見ることができ、とても有意義な時間でした。

 今後も、この機会を生かして勉強を続けていきたいと思います。

 研究授業もありましたので、前後の授業と結びつけながら授業作りをし、先を見て組み立ていきたいと思います。

 お忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました。

 

朝陽小学校 長谷川 結衣先生

 まずは単元の見通しを持ち計画的に教えられるようにする、その次に各時間の授業で何を教えるべきなのかを把握することを意識して、今後、教材研究をしていこうと考える。

 単元全体について考える時には、単元の中の各時間の授業を実践モデルプログラムに当てはめ、単元の全体の計画を立て、各時間の授業のねらいを達成するための主たる活動を考えていきたい。そして、全体の流れを確認し、見通しを持って授業をできるようにする。

 各時間の授業展開を考える時には、教科書をよく読み、自分の知識に間違いはないか、何をねらいとして指導するかを確認することが大切だと学ぶことができた。教科書の内容を確認するだけでなく、略案を作成し、授業展開を考えることも必要だとわかった。そのため今後は、教科書をただ読むだけではなく、この授業では何を教えるべきなのかを明確にし、ねらいがずれてしまうことのないように授業展開を考えていこうと考える。教科書に指導のポイントを書き込み授業展開を考えていく方法を新しく知ることができたので、実際に取り入れ、授業展開を考えていきたい。また、学習問題を考える際には、疑問型にし子ども達が何を学ぶのかをわかりやすくし、また子ども達の身近なものを取り入れ、子ども達の興味を引けるようにしていきたいと考える。

 私には、子ども達に考えさせることができていないこと、生徒指導ができていないことの課題があると考える。授業をしていく中で、子ども達に考えさせる前に、私が考え方などを言ってしまうことが多くある。学習問題を立てた後にどのような声かけや発問をすれば、子ども達が考えながら答えを導き出していくことができるのかわからなくなってしまう。また、生徒指導をする際には、どのように指導していけばよいかわからなくなってしまうことが多くある。自分の考えを押しつけてしまい、こどもが何がいけなかったのか、どうしたらいいのかを考えさせることができなかったり、指導した内容が伝わっていなかったりする。指導内容がうまく伝わっていないため、時間がかかってしまい、子ども達が何に対して指導されているかわからなくなってしまうこともある。

 そのため、今後は「どうしたら子ども達に考えられる授業をできるのか」、「どのように生徒指導をしたらよいか」という研修を積む必要があると考える。